今回はカラーリングの施術紹介。
色白で容姿端麗なI様。お孫さんと僕の息子の歳が近く、
いつも色々と教えていただいています。
まずはBefore
色白なので濃く色を入れるというよりも、
アッシュ+ベージュ系で赤味が出ないように、
そして薄め設定で薬剤の力を減力して、僕の中では北欧の人のイメージで
いつもカラーリングしています。ただ、合間にご自宅でセルフカラーも。
今回も1ヶ月ほど前にご自分でセルフカラーをされていて、
少し色味を落ち着かせたいとのオーダー。
「では、落ち着かせましょう」と言って少し暗めの設定で全体を一気に塗るのも
アリと言えばアリなのでしょうが、サロンカラーの意味を考えると・・・。
そこで今回提案したのは、濃い目のアッシュをところどころ足して、
明るい中に暗めの色を入れる事により、混じって落ち着かせましょうと言うのと、
濃い目が入る事により褪色に時差が出来るので、色落ちしやすいアッシュ系でも
少しでも色味を長持ち出来る様にしましょう、この2点。
まずはホイルワーク。
全体に塗布する薬剤より暗めのアッシュを板状に塗布。(スライシングと言います)
今回はトップ周辺に7枚ほど施術しました。
そして未塗布の根元・毛先を薄め設置の薬剤を塗布。
そしてシャンプー~水素トリートメントを施術して仕上がり。
すみません、写真を撮るのが下手で光りの具合によって色味がマチマチですが、
全体的に明るくなりすぎるのを抑える役割を果たしています。
(肉眼ではもう少し馴染んで見えていました。)
暗い部分のアッシュも少し色落ちして全体の色も数日でより馴染むでしょう。
今回のケースは明るくなりすぎないように落ち着かせる施術でしたが、
繰り返しのカラーで暗くなった箇所に細かく明るい色を入れて
柔らかく見えるようにするなど、使う薬剤やホイルワークの入れ方で
ヘアスタイルのデザイン性を高めることが出来ます。
根元が伸びて白髪が目立ってきたから、仕方なく染める。
そういった方も多いかもしれません。
ホイルワークの活用によって、鏡を見る楽しみが増えたら嬉しいですよね。
I様のようなショートスタイルの方は、
ホイルワーク8枚くらいまで無料サービスで施術させていただきます。
細かく全体的に入れる際や、長さのある方はプラス料金がかかるケースがございます。
定期的にリタッチカラーの施術をされている方に
積極的に勧めて行こうと思いますので、是非お試しください。
美容室でないと出来ないカラー、格安店ではやらないカラー、
ヘアサロンとしての価値を高める施術をこれからも追求していきます。