英国政府が新型コロナウィルス治療に日本の中外製薬のリウマチ薬「アクテムラ」が有効だと発表したニュースがありました。
中外製薬のリウマチ薬「新型コロナに有効」 英政府 (日本経済新聞1/8付))
顧客様とお話させていただいている中で、
僕の兄が製薬会社で研究職に就いている話を度々させていただいていたのですが、
実は「アクテムラ」を造る際に必要な細胞を作ったのが僕の兄だったと知りました。
ハイ、僕の兄が作ったのです。
25年前の研究なのですが、当時社内でなかなかこの細胞を作ることが出来ず、
外注にかける案も出ていた中で会社から「行ってこい!」と言われ
御殿場の研究所で一人で作り上げたそうです。
リウマチの薬が25年経って新型コロナウィルスに行きついたのも凄いですが、
その開発に実の兄の成果が役立っていたと言うのも本当に驚きです。
そう言えば25年くらい前の正月に帰省していた兄と話していて、
一緒に出掛けようかと言いつつも予定が合わなかったことがあったのですが、
その際に「研究所で細胞を飼ってて3日空けちゃうと死んじゃうんだ」と言われ
「細胞飼ってる?何じゃそりゃ??」とポカーンとした記憶があるのですが、
まさにその時の研究で作った細胞との事でした。
もしかしたら共同で開発していた大阪大学の岸本教授がまだご存命なので
ノーベル賞を受賞するかもしれない、と兄は言っていましたが、
兄の仕事がノーベル賞の一部に繋がっていたのか・・・、なんて考えても、
僕は相変わらずポカーンとするくらいしかできないでしょう(苦笑)。
兄の研究で作られた細胞で出来た薬がニュースになっていて、
「お父さん凄い!」と中3の姪っ子は涙を流しながら喜んでいたそうです。
姪っ子よ、叔父さん(僕)も「お兄さん凄い!」と目を潤ませながら兄の話を聞いていましたよ(笑)。
正直、凄さのレベルがよく解ってない弟であります(苦笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿